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東大合格者が実践!家読(うちどく)と「アラカルト本棚」のすすめ

oriori編集部
2023/08/16 12:08
家読(うちどく)って聞いたことがありますか? 「家庭読書」の略で、「家族ふれあい読書」のことです。家族が本を通じてふれあい、同じ時間を楽しく過ごしてもらおうという、神奈川県大和市が推進している取り組みです。ここでは、家読の仕方をご紹介し、東大生も薦める「アラカルト本棚」についてご紹介しましょう。是非、参考にしてくださいね。

家読(うちどく)の仕方

まず、家読とはどのようなものでしょうか?読書を通じた家族のコミュニケーションのことを全般指します。その目的は、家族のコミュニケーションを増やすことによる、関係性の向上です。しかしながら効用はそれだけではなく、知育の側面も持っています。家族全員で一冊の同じ本を読み、その後に本に関する感想を言い合うことで、親子同士で話し合うきっかけをつくる、というのが家読のやり方になります。
家読はもともと、小学校で行われている「朝の読書の時間」から派生したもので、朝の読書の時間の家バージョンということになります。
やはり小学校だけの習慣ですと、土日や祝日、長期休みを挟んでしまうと、いつの間にか読書習慣がなくなってしまいます。そこで同じような活動を家でやることで、その効用を持続させるということができます。
 ・家族で同じ本を読む
 ・お互いに読み聞かせをしあったり、読んだ本について感想を話し合う
 ・家読ノートで本の感想の記録を作る
 ・工作や料理の本を一緒に読んで作ってみたり、植物などについて、図鑑で一緒に調べてみる
(引用:大和市 ホームページより)

家読をやった家庭の声

orioriでは、実際に家読をやっているママ・パパにヒヤリングしたところ、次のような声をもらいました。
家族のコミュニケーションが増え、関係性が深まった。
子どもが感想を言うので、発表の練習になった。
本で気になったことが、様々なことを調べるきっかけになって、休日が充実した。
Youtubeを見せるより、家読をやった方が家族で過ごす時間が増えて、よかった。
本から得られる知識などもそうですが、家庭のコミュニケーションに対してすごくいい影響がありそうですね。

どうして家読が大切なの?

特に子どもが小さい時は「一緒に」がキーワードです。忙しい毎日でも、寝る前など短時間でも子どもと一緒に本を読む習慣が作れるとよいですね。プレジデント社のアンケートでは、現役の東大生は平均で月7.4冊の本を小学生の時に読んでいました。
2014年の学研教育総合研究所 小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」によると、全国平均が月5.6冊で、小学校6年間にすると、130冊もの差が出てしまいます。東大生は、いったい、どんなきっかけで本を好きになり、読書習慣を身につけることができたのか興味がありますね。また、そのために親ができることは何でしょうか?
『東大生の本棚』の著者、西岡壱誠さんは、偏差値35だった時期もありましたが、読書習慣をつけることで、みごと東大合格を果たした人です。彼は東大生100人にアンケートをとり、幼少期の読書についてまとめました。
その本の中で、彼は
親が多くの本をすすめてくれたことは確かだが、どの本を読んだから東大に合格できたというものはない。子どもに無理やり親が読ませたい本を読ませることだけはしてはいけない。子どもが「自分で読みたい本」を選ばせてあげる必要がある
とアドバイスしています。
親がすすめる本を置いてくれた本棚を、西岡さんは「アラカルト本棚」と呼んでいて、アラカルト本棚には、文化系・理系を問わず、漫画・小説・雑誌も並んでいます。子どもに特定の本を押し付けず、子どもが、自由に、熱中できる本が並ぶ本棚を作ることで、子どもは自然と興味のある本に手を伸ばすのです。参考にしたいですね。

熱中することの大切さ

自分の好奇心に任せて、好きなことに熱中しているうちに、誰に解らないことを聞けばよいのかや、調べ方もわかってくる
と、東北大学、加齢医学研究所の瀧靖之教授は熱中することの大切さを説いています。
7000人の現役東大生の経験を「東大家庭教師友の会」が分析しているのでご紹介しましょう。それによると、8割以上が親に「勉強しなさい」と言われなかったといいます。自分で熱中できるものを見つけ、自発的に学んだのですね。東大だけでなく、一流大学に通う学生の多くは幼少期からたくさんの本に囲まれ、自然に読書習慣を身につけていて、大人になってもその習慣が続いていることがわかっています。

さいごに

以上、家読習慣のこと、東大生の読書のこと、そして、親ができることをお伝えしました。 西岡さんの「この本を読ませればいい!」というような本はなかったというアンケート結果は大切に受け止めましょう。子どもが自由に読みたい本を選べ、熱中して読書ができる「アラカルト本棚」を作るには、まず親が本に親しむ土台なくしては無理ですね。親が読んでみて、「これは、いつか子どもにも読んで欲しいな」とそっと本棚に入れておく、といった環境を作りたいものです。是非、地域の図書館通いも習慣にしましょう。
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    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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