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インターナショナルスクールってどうなの?入学条件と学費、問題点のご紹介

ライター 村田 美子
2020/10/02 06:10
筆者の周りにも子どもをインターナショナルスクールに通わせている人がいます。卒業後はたいてい海外の大学に進学させていますが、ここではインターナショナルスクールについて、学費や問題点など細かく見て行きましょう。

インターナショナルスクールって?

インターナショナルスクールは、日本に住む外国籍の児童のための教育施設として設立され、発展してきました。いわゆる日本の学校教育法に定める学校ではなく、分類上は各種学校です。
しかし、昨今の教育の国際化・多様化により、日本の学校としての要件を満たし、英語による教育を行うところもでき、日本人も入学できるスクールも増えてきています。その背景には帰国子女の教育や国際レベルの英語力が社会から求められていることなどがあります。
インターナショナルスクールの数・生徒数
インターナショナルスクールの数・生徒数

インターナショナルスクールについて文部科学省の見解 2019年8月

インターナショナルスクールについての文部科学省の見解をご紹介します。
インターナショナルスクールについて、法令上特段の規定はないが、一般的には、主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設であると捉えられている。
インターナショナルスクール等に通っても就学義務の履行とは認められない。二重国籍者については、「家庭事情等から客観的に将来外国の国籍を選択する可能性が強いと認められ、かつ、他に教育を受ける機会が確保されていると認められる事由があるとき」には、保護者と十分協議の上、就学義務の猶予または免除を認めることができるとされている。(昭和59年文部省通知)
インターナショナルスクール等の一部は、学校教育法第83条に基づく「各種学校」として都道府県知事の認可を受けている。その他の外国人学校については、文部科学省として把握していない。

インターナショナルスクールの入学条件

一般的には英語面接による生徒の英語力をみられます。インターナショナルスクールによって入学条件があり、父母のどちらかがネイティブスピーカー並みの英語力がないと入学を許可されません。その理由は、英語力がないと勉強についていけないことや、学校との連絡を正しく理解してもらうためです。
インターナショナルスクールによっては、日本国籍者を受け入れていないところ、帰国子女の場合でも、海外在住歴3年~5年を条件にしているところもあります。理由はインターナショナルスクールに入学希望の日本人の増加があります。

インターナショナルスクールの学費

インターナショナルスクールによって違いがありますが、一般的には学費だけで年間200万円以上が目安です。その他に、校舎維持費や開発費、スクールバス費用など、合計150万円前後かかります。

インターナショナルスクール進学上の課題・留意点

国際的な卒業資格としては、国際バカロレア資格(International Baccalaureate = IB)が得られます。日本ではインターナショナルスクールは日本の学校教育法に定められた学校ではないという理由で、日本の義務教育を受けていないとみなされたり、卒業後に日本の大学に進学をする場合は高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を受けなければ大学受験資格がない場合もあります。
しかし、近年の動向として、文部科学省が一部のインターナショナルスクール卒業者の大学受験資格を認めたり、日本の大学側が認めれば入学できるケースも増えているようです。日本国籍の児童がインターナショナルスクールに進学する場合、事前に教育委員会に届けを出すのが良いとされています。

インターナショナルスクール生徒の問題点

生徒の英語力の問題が第一にあげられます。学習や生活に必要な英語力が不足する場合、勉強についていけず、すべてが中途半端に終わる危険性があります。インターナショナルスクールでもESLという英語を第2言語とする子どもを対象に特別な英語教育プログラムを用意し、補ってはいるのが現状です。万が一、落ちこぼれた場合、文部科学省は以下のような見解を出しています。
インターナショナルスクールの小学部を終えた者が、我が国の中学校入学を希望してきても認められないこととなります。インターナショナルスクールの中学部の途中で我が国の中学校へ編入学を希望する場合も同様です
さらに問題なのは、母語であり思考の言葉である日本語の読み書きが十分できないという大きな問題があります。このセミリンガル問題は機会があれば別記事で詳しくご説明しましょう。

さいごに

以上、インターナショナルスクールの入学条件、学費、卒業資格、進学上の課題・留意点、問題点などをお伝えしていました。一見、憧れる学校に見えるインターナショナルスクールですが、親がその是非を充分検討したうえで決心する必要がありそうです。
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