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【保存版】幼稚園・保育園・認定子ども園って何がどう違うの?

ライター 村田 美子
2020/09/17 05:09
子どもが少し大きくなって、「幼稚園に入れようか?」「保育園がいい?」「それとも認定こども園?」と迷っているママも多いことでしょう。この記事では幼稚園と保育園の違い、保育園にも認証・認可・認可外があるので、その違いを分かりやすくお伝えします。また、認定こども園についても、詳しくご説明します。それぞれのメリット/デメリット、費用や園活動の違いを把握して、お子さんにぴったりの施設を見つけてくださいね。

幼稚園

文部科学省は幼稚園を「満3歳以上で未就学の幼児が、1日に4時間程度、教育を受ける場所」、と位置付けています。
幼稚園は8時半~9時ごろから、午後2時ごろまでです。幼稚園によっては、幼稚園で行われる有料の習い事に参加すると、夕方まで預かってくれるところもあるようです。
また、預かり保育のある幼稚園(幼稚園で正規の保育時間修了後に預かり保育で夕方まで保育)も増えてきています。

保育園

保育園は、厚生労働省が管轄していて、児童福祉法に基づき、「親が働いていたり、病気などの理由で子どもを十分に保育できないという理由で、家庭に代わって子どもを保育する場所」と位置付けています。
保育園の預かり時間は、朝7時半ごろから夕方5時~6時くらいまで、11時間以内が基準とされています。延長保育がある保育園もあります。保育園には以下のような種類があります。

認証保育園

これは、東京都民のニーズに答えて設置された、東京都独自の制度です。国の基準による認可保育所は、設置基準が厳しく、都内では設置が困難で、0歳児保育もない保育所があるため、東京都では、以下のような独自の基準を設定しています。
定員20人以上で0歳児~1歳児の一人当たりの面積が2.5m²必要なことや、13時間以上の開所も義務づけられ、都民のニーズに答えています。しかし、民家や駅前のビルの中に開設されていたり、園庭がないところもあります。

認可保育園

定員は20人以上で、国の基準をクリアして都道府県に認可された施設なので、保育の質は一定以上に保たれています。
たとえば、施設の広さについては、0歳児~1歳児の一人当たり3.3m²以上の保育室、2歳以上の幼児一人当たり1.98m²以上の保育室と3.3m²の屋外遊技場が必要です。
保育内容は「保育所保育指針」に基づき、保育士の人数や質も厳格に決められていて、有資格の保育士を配置する必要があります。
また、自前の調理室を設け、調理員を配置することになっており、自治体・園によっては、看護師も配置されています。
保育士1人につき、0歳児なら子ども3人まで、1~2歳児なら子ども6人まで、3歳児なら子ども20人まで、4、5歳児なら子ども30人までと決められています。
認可保育園は、公立と私立があります。公立保育園は、市区町村が運営しています。保育士は公務員なので、先生が異動になることもあります。広い園庭やベテラン保育士が多いことも特徴です。
私立保育園は、子ども・子育て支援制度の給付費を受けて、社会福祉法人、NPO、株式会社が運営しています。若い保育士も多く、保育内容に個性があり、延長保育が長いところが多いです。
その他、「小規模保育施設(3歳未満対象で定員が6〜19名の保育施設)」や、「保育ママ
(正式名は「家庭的保育事業」 家庭的な環境で最大5名までの3歳未満児を預かる)、「事業所内保育所(国の基準を満たし、病院や企業が施設内に設置する保育所。従業員以外も利用できる)などがあります。

認可外保育園

認可の基準が緩く、たとえば保育室は1人当たり1.65m²以上、有資格者(保育士・看護師)は保育に従事する者の3分の1以上でよいことになっています。
便利な点は、直接、園に申し込んで、定員に空きがあればすぐに入ることができる点です。保育料は施設ごとに異なり、保育時間に応じて決まる場合もあります。保育時間は認可保育園に比べて長い傾向があるのが嬉しいですね。

認定こども園

幼稚園と保育園の両方のよさを活かすのが、「認定こども園」です。認定こども園の制度は2006年からスタートしていましたが、2015年からの子ども・子育て支援新制度で、幼保連携型認定こども園が新しい1本の認可制度となり、基準や保育内容など新しくなりました。
子どもが減っている地域では幼稚園や認可保育園からの認定こども園への移行が増えていますが、首都圏ではまだ数は多くはありません。今後に期待しましょう。

幼稚園と保育園、どちらに通う子が多いの?

幼稚園と保育園、どちらに通っている子どもが多いのでしょうか?
内閣府が平成30年に調査した結果によれば、3~4歳児は幼稚園が約36~40%、保育園が約43%とやや保育園児が多く、5歳児になると幼稚園が43%、保育園が40%と逆転し、幼稚園児がやや多いという結果でした。こども園に通う子は、約14%います。
小学校に入学後の子どもは、幼稚園・保育園・認定こども園出身の差はなくなるようです。

保育園の保育時間は何時から何時まで?

子どもの保育時間は、認可保育園の場合、保護者の働いている時間によって2つの保育時間区分に分けられます。
目安として、週に約30時間以上働いている人は「保育標準時間」と認定されて、月曜日〜土曜日で最大で1日11時間預けることができます。
週に約30時間未満の就労の人は「保育短時間」と認定され、月曜日〜土曜日で最大で1日8時間預けることができます。
 保育標準時間認定:7:15~18:15
 保育短時間認定:9:00〜17:00
このように園によって保育時間区分ごとに時間帯を設定していて、これらを超えて利用すると延長保育料がかかります。

土日、祝日は開いてるの?

働くママにとっては、子どもを土日、祝日にも預かってもらえるのかは大きな問題ですよね。
認可保育園と認定こども園は、通常、月曜日から土曜日の週6日で、休園日は日曜祭日と年末年始(例:12月29日〜1月3日など)のみとされています。
幼稚園の預かり保育の場合は、園によっては春休みや夏休み、冬休みの間は預かり保育がお休みになるところもあるので、注意しましょう。
日曜祝日に仕事のある人は、保育園以外の預け先の確保も必要になりますね。今はまだ数は少ないですが、認可保育園の中に休日保育を行う園や年末年始に保育を行う園も出てきましたので、今後の動向を注視しましょう。
認可園の休日や年末年始の保育は通常、在園児以外も受け入れることになっていので、必要のある人はぜひ、自治体に問いあわせてみてください。
その他の預け先として、認可外保育園の一時保育やベビーシッター、ファミリーサポートなどが考えられます。

さいごに

幼稚園・保育園・認定子ども園の違いや特徴をお伝えしました。2015年からスタートした「子ども・子育て支援新制度」は、必要とするすべての家庭が利用できるよう支援する制度です。
この施行で行われている認可保育園、認定こども園、小規模保育、保育ママ(家庭的保育)、事業所内保育事業などは、国や自治体などから補助金を受けて行う保育なので、預ける側も安心感があります。
自分の子どもに合った園を選ぶときは、まず住んでいる地域にどのような園があるかを調べ、徐々に絞っていきましょう。土日、祝日に開園するかどうかも、大きなチェックポイントですね。日頃から近隣の方との上手なお付き合いが、保育の大きな助けになることも覚えておいてくださいね。
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