希望する幼稚園に入るために、先着順で願書の受け取りに夜中から並ぶという話も聞きますが、最近では近隣住民への配慮などもあり、願書配布の順番は関係なく面接などによる選考を行う幼稚園が増えてきました。

そこで、面接の対策としてどのようなことを練習すれば良いのか、

１．どの幼稚園でも基本となる質問とは

２．幼稚園の特色でこんなに違う！ちょっと変わった質問

３．練習はどうする？小さい子どもの面接対策

上記の３点に分けてみていきましょう。

どの幼稚園も、お名前と年齢は必ず子どもに質問がくると言って良いでしょう。もしくは、お名前を呼ばれて返事をさせられます。大きな声でお返事をすることができるように練習をしておくと良いでしょう。

よくある質問内容として

【子ども向け】

・名前と年齢

・好きな色

・いつもどういった遊びをしているか

・朝ごはんの内容

・アンパンマンなどのキャラクターや動物の絵をみて回答

・今日は誰とどうやって来たか

・幼稚園の名前

【保護者向け】

・志望動機

・子どもの長所と短所

・子どもの成長発達について

・子どもの好きな遊び

・子どもの食べ物の好き嫌いやアレルギー

・幼稚園に求めること

・どういった子どもに成長してほしいか

最低限、上記の内容については練習をしておいた方が良いです。特に保護者向けの質問に関しては、夫婦でよく話し合って考えに相違がないようにしましょう。ママに比べて子どもと過ごす時間が少ないパパも、子どもの好きなもの等しっかり答えられるようにしましょうね。

幼稚園の面接では、基本的な質問内容であることが多いですが、注意したいのは宗教系の幼稚園の場合です。「教会にいったことはあるか」「宗教上、参加できないイベントはあるか」など、宗教に関する質問をされる場合があります。

特に宗教に関心がない場合でも、取り繕わずに正直にお話しましょう。気持ちとしては、宗教に触れることで子どもの心が豊かになると良いといった内容に返答ができれば悪い印象にはなりません。

他にも幼稚園の方針について、込み入った質問があるかもしれません。どういったことに力を入れている幼稚園なのか、幼稚園に関する情報の下調べはよくしておきましょう。

予想外の質問がきた場合でも、特に気負いせずにリラックスして臨みましょう。

面接で聞かれそうな質問をいくつかピックアップして、さあ練習！といっても相手は２歳、３歳の子どもです。気分がのらないとママもパパも全く相手にしてもらえませんよね。

我が家の場合には、オモチャのマイクを用意することで息子のやる気がグーンとアップ！勝手に出席をとりはじめ、家族のみんなに「お名前は？」「何歳？」などと聞きまわっている程にはやる気満々でした。

子どもの性格によって、オモチャのマイクを用意したり、ぬいぐるみを並べてインタビュー形式にしてみたり、あえてビシッと面接を模擬してみたりと工夫してみましょう。

普段から練習をどんなに積み重ねていても、本番その通りにいくかは運です。子どもの性格にもよりますし、その日のコンディション（機嫌や体調、時間帯など）にもよります。

それでもママやパパが努力できることは、

・ご機嫌をそこねないよう、特に当日は多少のことは目をつむる

・体調を崩さないように面接前は外出を控える

・面接の時間に最高のパフォーマンスができるよう生活リズムを整える

・プレや運動会などのイベントにできるだけ連れていき、幼稚園に慣れさせる

・自宅で面接の練習をたくさんする

上記を意識して受験当日まで過ごしましょう。

全て大切なことですが、特にプレの開催がある幼稚園には必ず連れていきましょう。出席していれば先生方にも覚えてもらえます。そして子どもが幼稚園という場所や雰囲気、先生に慣れていると、面接でも比較的リラックスして臨んでもらえます。引っ込み思案な性格の子どもでも面接で本領発揮できる可能性が上がりますよ。

基本的には同じような質問をされることが多いですが、幼稚園によっても特色や教育方針が様々なので、希望する幼稚園を受験した先輩ママや、地域のママ友から情報を得ることで対策することが望ましいです。

だいたいでも質問内容が予測できたら、日常の中で工夫しながら、子どもと一緒に面接の練習をしていきましょう。ママもパパも楽しみながら練習できたら良いですね。