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赤ちゃんの初めての言葉、“クーイング”と“喃語(なんご)”とは?喃語の目安時期や親の反応例をご紹介

oriori編集部
2020/08/07 05:08
赤ちゃんが生まれてしばらくすると、クーイングという「あー」「うー」などの声を発し、しばらくすると自発的に声を出す喃語(なんご)を話し始めます。ここでは赤ちゃんのクーイングや喃語(なんご)とは何か?ママ・パパの返事はどのようにするとよいのか?についてご紹介します。

親子の絆を深める“クーイング”とは?

みなさんはクーイングという言葉を聞いたことがありますか?
生まれてから1か月頃をすぎたあたりで、赤ちゃんは「アー」「ウー」などといった声を出すようになってきます。これが「クーイング」と呼ばれるものです。クーイングは、大体2か月~3か月あたりに、よくすると言われています。もちろん個人差があるので、まだ声が出ていないママ・パパもご安心してください。
“クーイング”という言葉、なんだか不思議でかわいい言葉ですよね。クーイングとは鳩の鳴き声である「クー(coo)」が語源になっているのです。
クーイングは舌を使わないで音を発するもので、赤ちゃんは、何かを伝えたいというよりも、音を出すこと自体を楽しんでいるのです。非常に優しい音で、聞いていて心地よい声であることが特徴です。
クーイングは、赤ちゃんの機嫌がいいときに出す声なので「プレジャーサイン」とも言われ、赤ちゃんの発達過程のひとつです。口や喉の形が変わってきたことによって出る声だといわれています。
赤ちゃんがクーイングを始めたら、ママやパパもそれを真似してオウム返しに話しかけてあげましょう。そうすることで、赤ちゃんは安心し、親子の絆が深まります。
例えば、赤ちゃんが「アー」「ウー」などといっていたら、ママ・パパと赤ちゃんに対して「あー」「うー」と返事をしてあげるのです。まるで初めての会話のようなので、返事をする側もすごく楽しいですし、心地よいです。赤ちゃんはママ・パパの反応を見て聞くため、さらに楽しくなり、どんどんクーイングをするようになります。
さらに以下のようなことをすると、さらに効果的であると言われています。
・クーイングには優しく・明るく返事をする
・返事は抑揚をつけてみましょう
・返事の際に、時には赤ちゃんの名前をやさしく呼びましょう
・返事の時にスキンシップを一緒にしましょう

うちの子はクーイングしないのだけど大丈夫?

記事を見ているママ・パパの中で「うちの子は3か月なのにクーイングしない」と心配になられる方もいらっしゃると思います。とはいえ、焦る必要はありません。クーイングも体の成長や髪の毛の成長と一緒に、大幅な個人差があります。特に小さい赤ちゃんだとその個人差は大きいものです。目安の時期は、あくまでも目安なので、必要以上に不安にならないようにしましょう。また、ママ・パパから話しかけることもよいので、スキンシップなどと一緒に、楽しんで話しかけてみましょう。たとえば、赤ちゃんの胸やお腹、腕や足などをマッサージをしながら話かけたり、赤ちゃんの体を指でチョンチョンと優しくつついてみたり、たくさんの種類の刺激を与えてみることで、クーイングが始まるかもしれません。くれぐれも親のペースではなく、赤ちゃんのペースを大切にしましょうね!
もし、不安になる場合には、乳児健診や小児科を受診して、医者に相談しましょう。「応答性」と呼ばれる「声をかけたり、あやしたりしたときに反応してくれるかどうか?」という発達度合いを確認してもらったり、「音が聞こえているかどうか?」を確認する「新生児聴覚スクリーニング検査」や「聴性脳幹反応」という検査をしたりします。
まずは、ご家庭のかかりつけ小児科医師に相談して、必要があれば専門的な医療機関を紹介してもらい、適切な検査を受けるようにしましょう。

喃語(なんご)とは?

喃語とは、意味のある言葉を発する前に、赤ちゃんがまるでおしゃべりをしているような声を出すことです。クーイングとは異なり、「ばぶばぶ」「ダァダァダァ」などと、2文字以上の言葉を発するのが喃語です。ただ、クーイングからだんだんと喃語に移行していくため、ママ・パパがしっかりと区別することは難しいかも知れませんが、クーイングと喃語とは別の種類のものです。
だんだん喃語の種類が増え、意味のある喃語を発することもあります。
以下に目安をあげてみましょう。
生後4か月ころから「アーアー」「アーウー」など母音の喃語が始まり、次に「ブー」「ダッ」「バー」といった子音を含む喃語が加わり、生後6か月ころから「ダァダァ」「マンマンマン」「マーマーマー」など、反復する音の喃語が始まります。
生後8か月ころから音がより明瞭になって、 ママの顔をみながら「マンマ」といったり、自分の意思を伝えるための喃語の発話が増えていきます。さらに月齢が進むと、「ぱ行」や「ば行」といった、破裂音や濁音も発声できるようになってきます。
実は、喃語は“宇宙語”とも呼ばれています。確かにママ・パパにとっては、何を言っているのか分からないですよね。ただ、「意味が分からないから反応しない」は禁物です!喃語は会話の始まりです。喃語期の赤ちゃんに対するママ・パパの返事・反応はその後の成長に大きく影響していきますので、積極的に反応していきましょう。

クーイング・喃語は世界共通

大変興味深いことですが、言葉が違う国でも赤ちゃんたちのクーイングと喃語は似ているんです!!世界中の赤ちゃんが、生後2ヶ月頃、同じような音声を発していると想像するだけで、うれしくなってきませんか? きっとどの国の赤ちゃんでも、「アー」とか「ウー」「マンマン」は発音しやすい音なんですね。もしかしたら人間は異文化を理解できる共通のコミュニケーション能力をもって生まれてくるのかもしれないと飛躍した考えをめぐらせるのは、筆者だけでしょうか。

赤ちゃんの反応で注意することは?

赤ちゃんの喃語は、赤ちゃんの口や声帯・喉・横隔膜口の発声器官の筋肉が発達した証でもあるといわれているため、難聴など聴力障害や精神的な発達の遅れが言葉の発達に影響している可能性があります。軽い難聴があると、発音そのものが不明瞭で、なかなか2語文に進まない状態が見られます。
難聴の度合いが強いと、保護者が声掛けをしても気づかないので、反応がなかったり、こちらが違和感を持つことがあります。難聴の可能性が考えられる場合には、検査設備の整った総合病院の小児科や耳鼻科で、聴性脳幹反応検査(ABR)を受けましょう。聴覚の異常を早期に見つけることができます。
まれに、神経の発達に問題を抱えていたり、自閉症や脳性麻痺などが原因であったりする可能性もあります。言葉の遅れ以外に、音への反応が鈍かったり、周囲への関心が薄かったりする特徴があれば、乳児健診時や、小児科・耳鼻科の専門医に相談してみましょう。もし、生後8ヶ月頃になっても、大人が話しかけても反応が薄い、名前を呼んだり音を立てたりしても振り向かない、視線があいにくいなどの症状がみられた場合は、医師や保健師に相談しましょう。

さいごに

以上、赤ちゃんの確かな発話発達の証であるクーイングと喃語についてご説明しました。どちらも聞いていてもほほえましい、クーイングや喃語。思わずこちらも笑みがこぼれます。ママやパパも楽しく語りかけてあげてくださいね。是非、喃語を促してこの先の発語につなげてあげましょう。
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