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「読み聞かせ」は知育に効くの?教育効果・やり方をご紹介

oriori編集部
2020/10/13 01:10
「子どもとのコミュニケーション」の機会として、「子どもの国語力向上」の教育として、以前からママ・パパに人気で定番としてあるのが「絵本の読み聞かせ」です。様々な研究のテーマや大学の論文で書かれていたりと、その効果を科学的に解明しているところも多いのですが、今回は「何に効くのか?」をわかりやすくご紹介します!

国語力が向上する

国語力が向上する
これはイメージしやすいかと思いますが、絵本の読み聞かせをすると、「①言葉の数が増える(語彙力が上がる)効果」と「②話を聞く能力が上がる効果」の二つが上がることがわかっています。絵本の中に出てくる様々な言葉に触れて、絵を通してその意味を理解することで、子ども達は日常生活の中で覚えた言葉を使って会話をしていくようになり、そうすると使える言葉の数が増えていきます。「話を聞く力」は何かというと、「子どもが何かの指示を聞いて理解するチカラ」や「お話された内容を理解するチカラ」です。やはり読み聞かせをすることによって、少し長い言葉でもちゃんと理解できるようになるということが科学的にわかっています。

想像力を豊かにし、心を豊かにする

想像力を豊かにし、心を豊かにする
絵本を読み聞かせるには、その都度「ページをめくる」ということをしますよね?そうすると、次のページにはどんなことが待っているのか?この登場人物は次どうなってしまうのか?ということを、子どもは考え、次の展開を想像し楽しみにしています。そんな「先の見えない展開」がページの数だけあり、それらか子どもの想像力を育みます。また、絵本の中で「なんでこの人はこういうことをするんだろう」といったような疑問や気になることも出てきます。子どもの脳に刺激を与えているということですね。”刺激”の反応としての”想像”は、やはり何度も行うことによってだんだんと育まれていきます。
また、絵本というのは「書かれている絵」は「読み聞かせる言葉」を十分に表しているわけではないので、子どもは「聞いた言葉」を理解し、「書かれている絵」を補完していく必要があります。絵で表現されているものを言葉で補うということは想像力を育むのに効果的な訓練ですね!
読み聞かせは「心を豊かにする」ことへも有効です。絵本には様々な展開があります。桃太郎のように主人公が敵をやっつけてハッピーエンドを迎えるものだったり、かぐや姫のように主人公と大切な人がお別れすることになり悲しい終わり方をするものだったり、様々な感情が生まれるような展開があります。もちろん日々の生活の中でいろんな感情が生まれると思いますが、物語の流れで生まれる感情というのは背景を踏まえた複雑な感情です。単に「うれしい」という感情の中にも「〇〇だからうれしい」「△△だからうれしい」という種類があり、それを感じることができるのが絵本であり、読み聞かせです。多様な感情を追体験することができる読み聞かせは、間違いなく子どもの心を豊かにすると思います。

記憶力が高まる

記憶力が高まる
物語を楽しむためには、「お話を記憶すること」が重要です。物語の最初にあった状況や設定を覚えることで、後半に展開されるお話が意味を持つことになります。例えば「おむすびころりん」だと、まず最初に優しいおじいさんが小さいつづらを持って帰り、金銀財宝を手に入れます。その次に欲張りなおじいさんが大きなつづらを持って帰るのですが、前半の優しいおじいさんが小さいつづらを持って帰ったことを覚えているからこそ、「大きなつづらの中身に期待をし、裏切られるおもしろさ」があるのです。このように話の展開を楽しむために”記憶”をしていくため、自然とそれが訓練になります。また、記憶というものは、人間の感覚をたくさん使うことで、そりその機能が高まると言われています。つまり読み聞かせでは「耳(聴覚)」と「目(視覚)」で情報がインプットされるため、記憶をする機能が強くなっていくのです。

子どもの精神状態を落ち着かせる

子どもの精神状態を落ち着かせる
読み聞かせに読む本ではなく、実は読み聞かせという行為自体にも、ものすごい効用があるのです。読み聞かせは、子どもにとってはママ・パパと一緒の時間を過ごすことができる大切な時間で、「ママ・パパが自分のために読んでくれているんだ!」という「多幸感」得られることができます。またアーティスト兼ライターとして活躍し「できる子に育つ魔法の読みきかせ」の著者であるジム・トレリース氏によると、「親の声」は子どもにとって精神状態を落ち着かせるための最も効果的なツールであるようで、読み聞かせによって親の声が子どもの耳に入ることはものすごくよいことのようです。

「読み聞かせ」はママ・パパにも良い効果がある!

「読み聞かせ」はママ・パパにも良い効果がある!
読み聞かせを子どものためにする家庭は多いかと思いますが、実はママ・パパにも良い影響が出ることが科学的にわかっています。それはなにか?実は絵本の読み聞かせをすることで「ママ・パパのストレスが軽減されること」が調査により証明されています。その調査では「育児ストレスインデックス(PSI)」と呼ばれる心理検査を使っていたのですが、その検査は「親の育児ストレス、親子や家族の問題などをアセスメント」するためによく活用されています。その結果によると、「ママ自身の要因で感じるストレス」に対しては、軽減効果を発揮することはなかったのですが、「子どもの行動に対するママのストレス」に対しては、非常に効果的だったとのこと。特に「子どもの機嫌が悪いことによって発生するストレス」「子どもが落ち着かないことによって発生するストレス」が軽減されていたようです。なぜそのようなストレス軽減効果があるのかはわからないのですが、おそらく子どもの行動自体が変わったのではないかと考えています。つまり、読み聞かせをすることによって、様々な理由で「子どもの行動が落ち着いたり、子どもの機嫌が良くなる」ことによって、ストレスの主要因がなくなり、結果ママのストレスが軽減されたということです。

読み聞かせのやりかた

読み聞かせのやりかた
読み聞かせをすること自体は全く難しくないのですが、実は効果的なやり方というものがあります。

過度な抑揚や表現はしない

子どもを楽しませるために、よかれと思って「演出した話し方」をしたり、オーバーな表現をしてしまうことがあると思いますが、それをしてしまうとせっかく物語に集中していた子どもの注意が別のところにいってしまいます。絵本が主役なので、静かな落ち着いた声で読み聞かせをしましょう。

早口にならない

大人のスピードでお話を読んでも子どもは上手く理解することができません。「もう寝る時間だから早く読まなきゃ!」と思うくらいなら、読み聞かせは朝起きてやりましょう。

本の角度に注意する

読み聞かせをしているママ・パパに見えやすく絵本を持ってしまうことがあります。そうすると子どもからは見えにくいこともあります。文字を正面から見てもらい、正確に情報としてインプットするためにも、本は子どもに対して真っ直ぐに持ちましょう。

質問は禁止!

「この言葉分かる?」「このおじいさんはどんな気持ちだろうね?」といった質問はしないようにしましょう。物語に向いていたせっかくの子どもの集中が切れてしまいます。大人でも映画上映中にいろいろ質問されたら辟易しますよね?(笑) もし難しい言葉があれば、終わってから教えてもよいし、絵の中に書いてあるならば軽い指差しなどで理解を促していったりする程度に抑えましょう。

読み聞かせはずっとやっても良い!

読み聞かせはずっとやっても良い!
子どもが読み聞かせを求めているのに、「自分で読みなさい!」といってしまうと子どもが本に対してアレルギーをもってしまうリスクもあります。子どもが求めているのであればいつまでもそれに付き合ってあげてもよいのではないでしょうか?「本を読みたい」という気持ちがあるのは間違いないと思いますが、中には「読み聞かせで、ママ・パパと一緒にいたい、近くにいたい」という子どももいると思います。子どもはいつか自分で本を読み、ママ・パパからだんだん離れていくのですから、まだ子どもが求めているうちにはその限られた時間をパパ・ママも大切にしていきましょう。
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