「ゆめやブッククラブ」の配本サービスに、誰もが申し込めるわけではありません。まず条件として、「日本語で読み聞かせを始めようとしている家庭で、子どもの生後10ヶ月から2歳まで」というものがあります。何も意地悪しているわけではなく、そこにはゆめやさんの考えがあります。「2歳以上になってしまうと、テレビや動画などの過度な視聴により、読み聞かせ自体に反応が薄くなってしまい、効用が薄れてしまうから」

「2歳以上になると好みや嗜好が偏ってしまうことが多いから」

といったものです。

これらの考えにはみなさんも賛否があると思いますが、こだわりを持っている配本サービスを行っている絵本屋さんだからこそのお考えがあるのでしょう。もちろん賛同できなければ無理に申し込む必要はないですしね！

また、年齢制限だけではなく「紹介制」であるという条件もあります。なんとホームページを見ても電話番号・メールアドレス・FAX番号すべて非公開になっています…！過去あるいは現在のゆめやブッククラブの会員さんの紹介がなければ申し込むこと自体ができないのです。それは、（紹介性にすることで）実際にゆめやブッククラブ配本で読み聞かせをしている方を見てもらうことができ、内容を理解してもらえ、誤解も生じないからという理由です。ただ、こちらのサービスの利用者はすでに6000人を超えており非常に多いことと、Googleで検索すると会員さんのブログもあるので、コンタクトを取れば紹介していただける可能性はあります！

子どもの発達（月齢）、季節、性別に細かく対応させた個人別の選書がされた配本プランを作っていらっしゃるようです。実際に始まる前には、「これまで読んだ家にある本のリスト」をゆめやさんにお送りしたり、兄弟の有無など子どもの周辺環境についても細かくヒヤリングがあります。また、配本中にも「気候環境が変わるところへの転居」や「家庭環境の変化」などの情報をお伝えすることで、配本プログラムも変更されるようです。そのために会員さんとゆめやさんは定期的に連絡を取り合うことをしています。

また、年齢ごとに選定する絵本のガイドラインも明記されております。

1歳前半であれば「歌・リズムなどの音感絵本　生活動作関連絵本から徐々に絵画的・線刻画的絵本へ移行」と設定しており、2歳後半であれば「単純な繰り返しのストーリーを持つ絵本色使い関係の絵本。性差が出てくるのに対応した絵本」と設定しています。発達段階に応じた絵本の特徴に沿って、それにぴったりな絵本を選定するのは、老舗の絵本屋さんの為せる技ですね！

これだけきめ細やかな配本サービスを行っているにもかかわらず、そのお値段は格安です。山梨県外のお家の場合でも、年間「1800円＋送料＋書籍代」のみです。その価格で、「プロが選定する素晴らしい本」が「個別カスタマイズ」で届くなんて夢のようですね！

詳細はホームページを御覧ください！