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失敗させた子どもは優秀になる!失敗から学ぶプロダクティブ・フェイリアー

oriori編集部
2021/04/16 02:04
自分の子どもが目の前で何かやろうとしているときに、「あーこれ失敗するなぁ」と思ったことはありませんか?その時に「こうした方がいいよ!」と教えたり、代わりにやってあげることをしたママ・パパも多いのではないでしょうか?実はそれが子どもの成長の妨げになっていることが科学的に解明されています。日本語では、「生産的失敗法」、英語ではプロダクティブ・フェイリアー(Productive Failure)」といった名前の考え方です。「生産的失敗法」とは何か、それはどういう根拠なのかをご紹介いたします!

エジソンも失敗だらけだった

エジソンも失敗だらけだった
発明家で有名なトーマス・エジソン。彼の失敗に対する考え方は世の中にかなり広まっています。
失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう
失敗から次のステップが見えてくることもあるので、エジソンにとっては失敗は成功と同じくらい必要であり、ありがたいものとして捉えています。実際に電球を発明したときにも、2,000個もの試作品をつくり、失敗を重ね、ようやく成功にたどりついたようです。

マウスの実験でわかった科学的根拠

マウスの実験でわかった科学的根拠
東京大学の教授がマウスを使った実験をし、失敗をすることが成功につながり易いことが科学的に判明しました。14匹のマウスに迷路を解かせる実験をしたところ、個体でばらつきはありましたが、結果すべてのマウスがゴールまでの最短距離を見つけることができました。その中で、「早く最短距離がわかったマウス」の特徴があったようなのです。それは、最初の数日で、同じ道を何度も通ってしまったり、行き止まりに入ってしまったりとたくさん失敗したマウスがはやく最短距離を見つけたという特徴です。つまり失敗をすればするほど成功までたどり着きやすくなるということです。

子どもが失敗すればするほど優秀になる科学的根拠

子どもが失敗すればするほど優秀になる科学的根拠
シンガポールの算数・数学の授業は、非常にユニークです。
日本では、先生が黒板に数式などを書き、それを見て子どもたちは知識を習得し、練習問題などの反復練習で装着していきます。
一方シンガポールでは、小学生で「速度」を初めて習うときや、中学生で初めて「分散」を習うときには、公式や概念を先生から教えてもらう前に、まずは子どもたちだけでそのテーマの問題にチャレンジすることから始まります。例えば、標準偏差の概念を学ぶときには、「野球選手10人のヒットの数を記録した数年間のデータを見て、一番成績が安定した選手を決めるための値(指標)を作ってみよう」という課題に2時限分の時間を費やします。その後3時限目で初めて標準偏差の概念や計算式などを先生から教わるという形式の授業となっています。実験として、その取り組み方の順序を逆にして「教わってから考えたクラス」よりも「考えてから教わったクラス」の方が、応用問題に置いて高い成績を収めたようです。また、考える際にたくさんの解き方を試行錯誤していた子どものほうが、その中でもより高い成績を残したようです。
この「生産的失敗法(プロダクティブ・フェイリアー)」と呼ばれる実践を行った研究者は、「公式を覚えて問題を解く形式の学力では成果が出ない生徒にも、試行錯誤しながら問題の本質をつかむ力が備わっており、そうした能力を引き出すことが21世紀に一層求められる教育なのではないか?」と提言しています。(Kapur, 2010, 2014; Kapur & Bielaczyc, 2012)

子どもの失敗を見守り、試行錯誤の伴走をしよう!

子どもの失敗を見守り、試行錯誤の伴走をしよう
やはり親にとっても失敗は怖いもので、ストレスが掛かるものだと思います。しかしながら、その失敗こそが将来能力を開花させるための種まきだと考えることがよさそうです。
最近では、外食をするお店を選ぶ際にもインターネットで検索することができ、無意識的にわたしたちはできるだけ失敗をしないようにしています。最近は大人も失敗する経験自体が少なくなっており、それが子どもの失敗に対する許容度にも影響が出てきているのではないでしょうか。たくさん失敗して、たくさん学ぶ、それこそが子どもにとって一番よいことかもしれません。
「失敗は成功のもと」「急がば回れ」。まさにことわざの通りですね!
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